宝塚花組公演「ファントム」

あなた、「むうげ」にする？　それとも「けばおう」にする？

本日は宝塚花組公演「ファントム」を観劇してまいりました。蘭寿とむさんお披露目でございます。蘭蘭コンビ、とうとう来たわね！！
蘭寿とむさん演じる「オペラ座の怪人、エリック」は天性の歌唱力の持ち主。しかし蘭寿とむさんは歌がちょっとアレの筈・・・
エリックの手ほどきによって１００年に一度の美声を手にするクリスティーヌ役が、もちろん蘭乃はなさん・・・しかし彼女も歌がちょっとアレの筈・・・



歌が上手いことが大前提のこの作品。いったいどうなるのかと心配してたアタシなんだけど、実際フタを開けてみると、アタクシ感動いたしました。どうやったのか謎なんだけど、画期的に歌唱力が上がったように感じたのは、蘭乃はなさん。
前回アタシが予想したのが、蘭乃はなさんは無類の花總まりさんファン。一週間に何度も花ちゃんのDVDを、アタシが昔、同じエロビを見過ぎて、テープ千切れたように、見まくってるそうな。もちろん「ファントム」の初演は花ちゃんなので、鬼のように見てる筈。
実際、ファントムの発表記者会見のときも・・・

「この作品は花總まり様・・・そして桜乃・・・・ん？

さくら・・・・えっと・・・・さく・・・桜樹ルイ？

ま〜なんしか、あこがれの花總まり大先生様の作品をさせて頂くことになり、

これほどの幸せがありましょうかッ！！！！」

※一部コメントに修正

と、ご本人も言われている通り、意気込みが今までとは違う筈。この作品で彼女は一気に成長すると予想してたんだけど、実際そうなったようにアタシは思えたわ。

そして蘭寿とむさんなんだけど、歌は宙組の時とあまり変わってないんだけど、エリックの役がズッポリはまり込んでいて、個人的に蘭寿エリックが１番好きかも。敵をどんどん倒していくエリックなんだけど、その中に悲しさ弱さを感じました。

今回、ちょっと思ったのが、宝塚大劇場のセリってあんなに高速で飛び出すことできたのかしら？　ってとこかしら？
だって、蘭寿とむさん、マイケルジャクソンみたいに飛び出してきたのよ。ビヨヨヨ〜〜〜ン！！って。
しかも神出鬼没の怪人は、そうやってセリから飛び出すと、今度は舞台下にストンと落ちるシーンも・・・蘭寿とむさんお怪我だけは気をつけてください。

初演、再演とファントムは見てきたんだけど、今までちゃんと見てなかったんじゃないかと思うほど、今回はズタズタに泣いたわ。男泣きでホタルにつまみ出される勢いだったわよ。
とにかくブログを書きながらも、ラストシーンを思い出し、思わず涙腺がゆるみ、肛門が熱くなる思いだわ・・・ああぁぁ・・・また目からパトスが溢れそう。

とにかく他の出演者も役がハマってて、全体的なバランスが良かったように思えました。
今後の花組は目が離せないわね。

ちなみに本日も盗塁王、福本選手がいらっしゃいました。アタシ実は、すごい確率で目撃してるんです。多分、曜日が合うのかも。てか噂では４日に１回は観劇されてるハマりようだとか。
そのうち是非お近づきになりたいもんだわ・・・そして福本さんを通じて、現役の野球選手と交流を二つの意味で交えたいものだわ・・・ぐへへへ。