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こんばんは、ザラブ星人です。
本日は宝塚バウ公演「おかしな二人」を観劇してまいりました。主演はミスター宝塚こと専科の轟悠さんと未沙のえるさん。
この作品は、1965年、ブロードウェイの作品で、宝塚では異例の試みだとか。
なぜかと言いますと、主題歌はおろか、歌がただの1曲もない。最初から最後まで歌は無し。轟悠さんを歌わせないなんてなんて贅沢なんでしょうか。まぁ芝居が終わって、最後に例のごとく少しだけショーがあったんで、そこで歌ってはったけど。
そして出演者が少ない。主演のお二人を入れてもたったの8人。この8人で最初から最後まで間髪入れずコメディーを繰り広げる、そんな作品です。
雰囲気や内容は、当時のアメリカンコメディーらしく「奥様は魔女」的な感じ。オリジナルと寸分狂わず演じなきゃ行けないそうで、日本語のダジャレ意外は、全くそのままだそうな。それ故にアタシにはちょっと厳しい笑いではあったかも・・・
アタシが笑うときってのは、道で歩いてるコンパス歩きのおじさんを目撃したときとか、エスカレーに人が乗りすぎてストッパーが外れ、下で将棋倒しになったとき。中島みゆきさんのコンサートが開場して、先着10名様にもらえるサイン目当てにCD売り場にファンが殺到、山積みのCDやテーブル、売り子まで吹っ飛ばされて、積木くずしになったのを、遠くで見てたとき。指ぐらい飛べば良いのよッ!!
あとは自分のマンションの入居具合を心配する白木みのるさんとか。
ダウン症のお子様が電車で知らないお姉さんの脇っ腹を力一杯つねって
「あいたたたたたたたたた!!!!」
と、叫ぶお姉さん。そして、その子の母親が「○○ちゃん、ダメでしょ〜」と軽くなだめてるとき。
基本、遠くで人の顔が真っ赤になってお祭り騒ぎしてる様を見てるのが好きかも。
・・・・・・・まぁそれくらいかしら?
んなもんだから、最初から最後までギャグてんこ盛りの作品ではあったんだけど、ずっと笑い続けている元気はアタシにはなかったです。
唯一、本気で笑ったのは、未沙のえるさんがストレスで突然耳が聞こえなくなったシーンかしら。
それより驚いたのが専科のお二人を除く、星組の6人なんだけど、つい先日まで同じくバウで「ランスロット」をやってたそうで(ちなみにアタシはランスロットのチケット取れませんでした)
「ランスロット」終わってすぐに「おかしな二人」だったそうな・・・
「おかしな二人」は出演者が少ないんで、必然とセリフも多くなるわけだから、相変わらずタカラジェンヌのヘビーローテーションぶりには脱帽するわよね。
だいたい新人公演というシステムをこなしてるジェンヌさんたちには「好きだから」だけではやっていけないすごさを感じるわ。
昔、てかしょっと前。和央ようかさんのさよなら公演の「Never Say Goodbye」で曲を担当したフランク・ワイルドホーン氏は、たった本番1ヶ月前に台本を渡して稽古に入るジェンヌたちを見て、オネー爆発で驚いたそうよ。しかも新人公演担当者は2役演じるわけだから、アタシみたいに、スパワールドで男観察してる暇なんて、これっぽっちも無しって感じみたい。
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