宝塚花組公演『エリザベート』

ルドルフ幼少期「ママー何処なの〜真っ暗なんだ　昨日はネコを殺した♪
一昨日もネコを殺した　その前の日も殺した♪」→庭に山積み

トート（こいつやべぇ…）

今年の目玉。花組エリザベートを観劇してまいりました。激チケット入手困難な為、やっと手に入れたチケットがA席・・・
こんな後ろの席はアタシ初めてだったわ。
音はSS席のオーケストラの生音ガンガンよりは、格段に良いんだけど。やはり死ぬほど後ろの席なんで、出演者は米粒だったわ。そのため常時オペラグラスで見るんだけど。アタシ、オペラで覗くと、観劇するってより観察する感覚になっちゃって、感情移入しなくなるのよね。そのせいか、前回観た一路さんと花ちゃんのエリザベート（まぁ、ガラコンサートだけど）そのときのような感動はなく。
「ほぉ、最近の宝塚のエリザベートでは１番じゃないかしら。」
と、冷静に淡々とした感想だったわ。
やっぱり演技は望遠鏡のレンズ通さず、肉眼で見たいわ。




この作品はトップの明日海りおさんお披露目。蘭乃はなさんさよなら公演となります。
蘭乃はなさんは最初トップになりたてのころ、ダンスはすごいんだけど歌はもひとつ・・・ってイメージだったんだけど。
多分ファントム辺りから、急に歌がすごくなって。エリザベートは宝塚歴代ではアタシ的に一番だったわ。
ここでよく比較されるのが花ちゃんのエリザベート。
蘭乃はなさんも、花ちゃんに憧れ宝塚に入ったくらいだし。
本人曰く、「家でもDVDがすり減るほど花ちゃんを研究し、座布団がビショビショになるほど見まくった。」そうなので、今までの全て、花ちゃんを基本としてきたと思うんだけど（アタシの勝手な憶測）
その花ちゃんのエリザベートはほとんど真似てない、完全なオリジナルを演じてたわ。むしろ花ちゃんより東宝エリザの一路さんに近い感じで。夢とうつつのなんちゃらを歌いそうな勢いだったわ。後半、年食ってから、オペラ的というか声楽的な歌い方がちょっと気になったんだけど。

アタシの大好きな北翔海莉さんがフランツ役だったんだけど、わざとなのか、ちょっと弱々しい感じがしたわ。北翔さんは時期トップの噂があるわよね。マジかしら？

そして嬉しいのが、この作品からやっと、やっと、やっとこさ完全ブルーレイ化するそうよ。（多分）
遅すぎ。宝塚はいつも思うのが、兎に角、テクノロジーが遅いのよ。
チケットのインターネット販売も遅かったし、DVD化も遅かった。
顧客の９割が、VHSやカセットテープのお婆さんなんで、遅くなるのも分からなくもないけど、それにしても遅すぎるわ。きょうび、あの汚いDVD画質に１万円も出したくないわ。

今回は後ろの席で、ちょっと堪能できなかったんだけど、もう１回見に行く予定で、そのときはちゃんと肉眼で見れる距離だから、楽しみだわ。